レチノイン酸
トレチノイン
通常は単独で外用せず、ハイドロキノンと併用して使います。
特徴
- レチノイン酸(トレチノイン)とはビタミンA (レチノール)の誘導体で、生理活性は、ビタミンAの50〜100倍です。レチノイン酸は、誰でも血液中にごく微量存在するものですから、アレルギー反応を起こすことは、ありません。
- 米国では、シミ、シワ、ニキビの治療薬としてFDAに認可されており、非常に多くの患者さんにアンチエイジング(皮膚の若返り)薬として使用されています。
- 現在多くの化粧品会社から、シワに効果があるとしてレチノールやレチニールエステル配合のクリームが1〜2万円程度で市販されていますが、レチノールやレチニールエステルは外用ではレチノイン酸の約100分の1の生理作用しかないため、実際には臨床効果がなく、単なる保湿クリームという位置づけになります。
- レチノイン酸(トレチノイン)の皮膚に対する作用には以下のようなものがあります。
- 角質をはがします。
- 皮脂腺の働きを抑え、皮脂の分泌を抑えることにより、ニキビを改善します。
- 真皮でもコラーゲンの分泌を高め、長期的には皮膚の張り、小じわの改善をもたらします。
- 皮脂の細胞を活発に増殖させ、皮膚の再生を促します。(約2〜4週間で表皮が置き換えられ、メラニン色素を外に排出することにより、シミを改善します)
- 表皮内でのヒアルロン酸などの粘液性物質の分泌を高め、皮膚をみずみずしくします。
価格: 0.05% 5g 11,000円(税込)
価格: 0.1% 10g 22,000円(税込)