爪白癬(つめはくせん)

病気について

 爪の水虫を「爪白癬」と言います。治療されていない爪白癬の爪からはたえず白癬菌が排出しており、その結果、自分の足の水虫(足白癬)も治りにくくなります。
 また、家族・友人に感染させてしまう可能性もあります。

症状について

 爪が白く濁る・黒色、黄褐色に変色する・分厚くなるなどの症状がみられます。
 また、爪がもろく崩れやすくなったりする場合もあります。
一般に痛み・かゆみがないことが多いですが、巻き爪の原因になることもあり、痛みが出てくるときもあります。

治療について

 爪に塗り薬を外側から塗っただけでは、爪の奥にまで薬の効果がなかなか届きません。そのため、塗り薬で治る人はあまり多くありません。そこで飲み薬による治療が必要になります。飲み薬は体に吸収され、血液の流れによって爪に運ばれ、爪の内側から効果的に爪白癬を治療します。

 爪白癬の内服薬は、まれに肝臓に負担をかけることがあり、治療中は定期的に血液検査をすることになります。治療期間はおよそ半年〜1年です。保険で診察できます。薬代は3割負担の方で一日約100円ほどになります。

 爪白癬以外にも爪が白くなってしまう病気もありますので、まずは当院を受診し、診察を受けてください。顕微鏡を使って爪の真菌(白癬菌)を確認した上で内服治療を開始いたします。

戻る