ケミカルピーリングとは
肌に古い角質が蓄積されたり、紫外線等の環境的なダメージは、色素沈着症(肝斑など)、脂漏性皮膚炎などの原因になります。ケミカルピーリングは、フルーツ酸などの賛成の溶液で皮膚の角質を取り除き新陳代謝を促進、コラーゲン合成により貼りのある、白く、くすみのない皮膚をよびもどす効果があります。
ピーリングには現在、数種類の薬品が存在しますが、当院では、日本人の肌にあった一番安全と思われるフルーツ酸の一種であるグリコール酸を用いてピーリングを行います。
当院では、皮膚科専門医が皮膚の状態を診察してから施行するので、初めての方でも安心して治療を受けられます。(当院では、日本皮膚科学会でその効果と安全性が評価されている方法を、採用しております)
治療について
施行時間15〜20分程度です。ピーリング中はビリビリした痛いような感じや、ピリピリと痛がゆい感じを伴います。
施行後は、個人差がありますが、ほてり感や赤みが1〜3時間、長い方は1日続く場合もあります。2〜3日間は肌がかさつき、一見荒れた様に乾燥しやすくなりますので、保湿ケアが大切です。
ニキビの方は数日間、一見するとニキビが悪化してみえることがありますが、これはニキビの赤みが角質層ではっきりみえなかったのが、あきらかになるため(曇りガラスでおおわれていた肌が、ピカピカのガラスになったような感じ)ですが、やがて皮脂が排出されていくことにより、改善していきますので心配ありません。当院では、ピーリングの後にビタミンC誘導体のイオン導入をセットで行います。
ピーリングの後は、紫外線を乱反射させていた古い角質層がなくなりますので、非常に日焼けしやすくなっておりますので、施行後その日から1か月間は、外出時しっかりと日焼け止めを塗ることが重要です。(これらを守らないと、シミや色素沈着をひきおこす可能性があります)
また、古い角質におおわれて目立たなかったシミが、ピーリングにより(曇りガラスでおおわれていた肌をピカピカのガラスと交換したように)一見すると、目立って見えてくる場合がありますが、このようなシミの方は当院オリジナルの美白用品(活性持続型ビタミンC誘導体10%ローション、ハイドロキノン、VCIPジェル)を併用していきます。
治療頻度は
肌の状態、疾患によっても異なりますが通常、当院では、1週〜2週ごとに計5回を1クールとして、その後は1か月に1回、肌の状態のメンテナンスを行います。
症状がよくなれば、ホームピーリング剤などのホームケア製品によってフォローしていきます。
効果のある症状は
- ニキビ
- しみ (肝斑)
- そばかす(雀卵斑)
- 炎症後色素沈着
- 日光性色素斑
- 小じわ
(現在は、主に重症ののニキビの方にのみ行っております)
ケミカルピーリングは、以下の方にはできません
- 非常に日焼けしやすい環境で生活している方。または、日焼けサロンなど自分から日焼けを好んでいる方。
- スクラブ洗顔、パック顔面マッサージ、アカスリ、スクラブ洗顔を1週間以内にした方。
顔剃り、毛抜きを3日以内にした方。 - 過去にピーリングを行いたい部分に美容外科的手術を施行したことのある方。
- 最近レーザー治療を受けた方。
- 妊婦および授乳中の方。
- ケロイド体質、口唇ヘルペス、自己免疫疾患のある方。